デザイン提案をする方法と提案方式
インテリアデザイナーとして働くことを考えていらっしゃるなら、自分の作品や提案するデザインを世の中やカスタマーに宣伝しなければなりません。
事務所でデザインしてもそれが勝手に売れていくわけではないため、提案やプロデュースに関する仕事の仕方を知っておく必要もあります。
事務所の商品として宣伝する
事務所で何かをデザインし、それが扱う商品のラインナップになるとき、それはホームページやカタログを通して宣伝されます。
それによって顧客はこの事務所・デザイナーは何ができるのか、どんなセンスやコンセプトを持っているかを確認しますので、サンプルを見せるのは基本です。
そのうえで実際に注文を受けた場合に、着工に至るまでに施工主と数えきれないほどの打ち合わせを行うことになるでしょう。
そのため、特にオーダーメイドや特別注文の場合は顧客との意思疎通がデザインの提案や提供になります。
出展する
インテリアに限ったことではありませんが、デザインの見本市や展覧会などが全国各地で開催されます。そこに出品することは名誉なことで、同時に自分のテイストや技能を披露する機会ともなります。
多くの人の目に留まればそれがデザインの提案や提起となり、そうした小さくも確実な一歩から世の中のトレンドは生まれていきます。
インテリアデザイナーとして独立したケースでは特に、自分から作品をプロデュースして売り込んでいき、新しいアイデアや商品を提案していくことが不可欠です。
それが大手企業や国家プロジェクトの案件に採用されると一気に名が売れることになります。そのため、提案やそれを行う方法は非常に重要です。
公共事業の場合
そうした公共事業の場合はとりわけ、一般入札やプロポーザル方式という方法でアイデアや施工にあたる事業者を決めます。
競争入札が請け負う金額の安い業者を選ぶ方法なのに対し、このプロポーザル方式の場合、建築物や業務委託の事業者を探す場合に複数の業者を公募し、それらに企画や提案を募り、その中から優れたものを選ぶというまさに選定そのものの方法が取られます。
そのため、作品やデザインの質が非常に重視され、その面で結果を残すことができれば自分や事務所の事業が注目されることになります。
ここでは実際の作品を選定するコンペとは異なり、企画や設計の点で優れたものが選ばれるので、図面やプレゼンテーション能力が問われることになります。
まとめ
デザインの提案に関しても、ただ宣伝するだけではありません。事業や請け負う内容によって、提案方法を学ぶ必要があります。