ゲームのインテリアデザイン応用
最近では、自分で好きなように内装や建物を作り、決められた素材を使って何かを作り上げていくゲームが多くなりました。
気軽に創作意欲を満たすことができますし、何度も思いのままに挑戦することができます。
ここではゲームとインテリアデザインの関連性に注目し、少しでもインテリアデザインに関して学ぶためにできることを探っていきます。
自分で体験する
ゲームの世界では知らない人はいない「マインクラフト」ですが、このゲームではブロックを地面や空中に配置し、自由な形の建造物等を作っていくシミュレーションが体験できます。
この自由にデザインするという要素は意外にも重要で、何度も設計しては訂正し、あるいはやり直し、納得いく作品に近づけていくのがデザインです。
これを気軽に楽しめるのが昨今のゲームで、ある意味インテリアデザインの触り的な要素として利用できるかもしれません。
顧客の体験に利用する
最近ではさらに、本来のコンピューターシミュレーションソフトも充実してきており、特に仮想現実である「VR」の技術が注目されています。
画面付きのゴーグルとでもいうべきVRの製品はポテンシャルが高く、映画やゲームに利用する以外に教育や医療の分野でも活用しようと開発がこぞって行われています。
その一つが建築の分野で、現在は建築士やインテリアデザイナーが顧客に商品を提案する際に、VRの技術を使ってまるで完成したかのような世界を見せ、より現実的で視覚的なアイデアや商品提供を行おうと試みられています。
こうなると、図面を用いて説明するよりももっとリアルな説明が可能であり、顧客も自分のアイデアや希望を伝える際に、それがどう実現するのか目で見て考えることができます。
これはインテリアデザイナーに限らず、建築に関する事業の仕事のスタイルを変える可能性があり、最先端技術として非常に注目されています。
ゲームの技術はインテリアデザインに応用されるか
デザインは、原案と実際に出来上がる商品との間で大きく異なる場合があります。図面やスケッチに起こしたものは紙の上でのイメージでしかなく、実際には製作過程での制限や現実性、イメージとの相違などからの修正を幾度も強いられます。
その過程も楽しい創造的な時間ですが、現在のゲームに関する最新技術のおかげでその様相も大きく変わるかもしれません。
写真も平たい画面で見るより、目の前の光景として広がるVRなどの技術の方が、実際の出来上がりをイメージしやすいのは明白です。
まとめ
非常に興味深い今後の技術的な展開ですが、まずは身近なゲームなどを利用してシミュレーションを重ねるのも有益でしょう。