動きのあるインテリアデザインの魅力と作り方
インテリアに関する人の好みも人様々ですが、顧客の要求に合わせてデザインを提供する場合と、自分のコンセプトや理想を表現するデザインとが存在します。
前者は注文に応える仕事ですが、後者は芸術ともなり得る要素を含んでいます。
実用性ありきのインテリアですが、その中でも近年では「動き」のあるインテリアデザインが提案されています。
動きのあるデザインとは
動きのあるデザインとは一言で定義できませんが、自由な造形や変形するデザインなどで動きを表現しているようです。
例えばソファ一つとっても、誰もがイメージするあのソファというデザインの概念から外れ、やたらと開いた角度のデザインや、そもそも塊感のある大胆な造形など、空間に大きな存在感を与え躍動感をソファなどが参考出展されています。
空間にアクセントをもたらすのが動きのあるインテリアで、テーブルなどでも高さもサイズも違うものを組み合わせておくなど、空間に変化や流れが生じるように設計されています。
新鮮さを与える役割
デザインの展覧会などに出されているのは、幾分実用性や現実性に欠けるのですが、変化のあるデザインに実用性が加わるとき、それは非常に魅力的な商品となります。
いつもと違う角度で座るソファや向かい合う食卓などで、以前ではその発想すらなかった新鮮なインテリアを体験できます。
日常的に使うリビングやキッチンなどは、特にこだわりもないと直線的で変化のない、静的なインテリアになりがちです。そこに動きのある家具を置くとインテリアに躍動感が出ます。
壁紙はその代表例
壁紙も重要な要素です。一色だけの壁紙や見慣れた模様では動きのあるインテリアにはなりませんが、花びらが舞うプリントの壁紙や、動物などの柄は見るからに動きのある雰囲気を出します。
色調も変化があれば、アクセントとなり視線の動きも持っていくことができますし、部屋の中に空間が広がっていくような気持ちにもさせるかもしれません。
動きのあるデザインを採用すると少し刺激が強いデザインに感じるかもしれませんが、飽きの来ないエネルギーのあるインテリアに仕上がります。
これは店舗やオフィスなどルーティーンで活動するインテリアでは変化をもたらす重要な要素となります。刺激はさらなる発想や意欲の源となり得ますので、そういったいつもと違うデザインはそれなりの役割があります。
まとめ
動きのあるインテリアデザインは芸術に似ているものがありますが、日常に大きな変化や刺激をもたらしてくれます。そういったデザインを見かけたならじっくり観察してみましょう。